「自己免疫疾患=アレルギー」のご相談
(免疫=発症を抑える抵抗力)。免疫とは、体内に病原菌や毒素が侵入しても、発症しない抵抗力が備わっている状態。
生まれながらに備わっている「自然免疫」と 異物と接触する事に依り獲得される「獲得免疫」があります。免疫の強さは本来、体内で調節作用が働いていますが、ウィルス等の感染症や腫瘍に対しては、免疫力を増強する必要があり、その勢いが高まり過ぎると白血球が、良性の細胞をも攻撃し始めます。この状態を「自己免疫疾患」と呼ばれます。
発症のメカニズム
強い心理的ストレスを受けると、ホルモンバランスが乱れ免疫システムが崩れます。 又、ウィルスの侵入、過度の飲酒・喫煙や、熱に依り酸化した「トランス脂肪酸」と呼ばれる食用油の摂取に依っても起こります。
一般的な自己免疫疾患
アトピー性皮膚炎
黄色ブドウ糖球菌の侵入に依って発症する。少しの接触でも炎症物質のヒスタミンが産生されて炎症が起こる。
こう原病・リウマチ・痛風
末梢の血液循環が悪くなって抗体が主に手指・足の関節周辺に多く付いている状態。細胞と細胞をつなぐニカワ質の破壊に依って発症する。炎症が全身に生じると、腎臓等に障害を起こす。
シェーグレン症候群
こう原病の一種、 抗体に依って涙腺、唾液腺が攻撃され、 ドライアイ等の症状が出る。
サイトカーン ストーム
免疫機能が過剰になり、正常な組織をも攻撃してしまう現象。 倦怠感・呼吸困難等。
帯状ほーしん
子供に多い、水ぼうそうと同じウィルスが原因。大人が発症すると脳炎や肺炎を併発する事もある。
ハシモト病
リウマチの一種、甲状腺機能低下症。ステロイドは副作用が多いので避けたい。
ベーチェット病
口腔粘膜の口内炎症。自己免疫不全に依り、口・皮膚・目・性器に炎症が生じる。
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