C・P・L (環状重合乳酸)

CPL研究の歴史

ノーベル医学賞を受賞したドイツの生化学者オットーワールブルクは、1956年に、がん細胞は大量の乳酸を産生している事を発表しています。これは、がん細胞が解糖系を利用してエネルギーを生み出している事の証明です。しかし、この乳酸は単分子の乳酸で、乳酸は酸素が少ない状態に於いて単分子構造から環状重合分子構造になると考えられます。本来、がん細胞がその成長過程で産出された乳酸が、がんの壊死に繋がる結果となる事は、まさに自然の神秘と言わざるを得ないのです。

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弊社における乳酸オリゴマーの製造

乳酸
乳酸は、ヨーグルト、チーズ、漬け物など醗酵食品の中に含まれている物質で、なじみ深いものです。現在では、食品添加物や医薬品原料としても利用されています。また、私達の身体の中では、糖質が解糖系を経て乳酸が産生されます。産生された乳酸は、肝臓で水と二酸化炭素に分解されるとともに、一部はグリコーゲンに再合成されエネルギー源となります。
従来は、乳酸は疲労物質と考えられてきましたが、研究が進み最近では生体内のエネルギー物質との新しい考え方が提案されています。

乳酸オリゴマー
乳酸が多数縮合したものです。鎖のようにつながったものを鎖状、この鎖状オリゴマーの両端が閉じたものを環状と呼んでいます。
また、これらは私達の身体の中にも微量ですが、存在している事が分かっています。乳酸オリゴマーは今日まで様々な研究が行われており、その大きさや形によって異なる生理活性を持っているのではないかと言われています。